メッセージ

平成24年3月 慢性硬膜下血腫

慢性硬膜下血腫、聞きなれないかもしれませんが、実はさほどめずらしい病気ではありません。
頭をぶつけた後、少しずつ頭の中に出血して血のかたまりができ脳を圧迫するようになって、通常1〜2ヶ月後に症状が出てきます。
頭痛やめまい・吐き気、手足のしびれや麻痺、歩行時のふらつきや言葉が出にくい、など様々です。ボーっとすることが多くなったとか、元気がなくなってきた、など、わかりにくい症状のこともあり、特に高齢者の場合、認知症と思われてしまうことがあります。
また、強く頭をぶつけた記憶がないこともあります。 CTやMRI検査で診断し、血腫(血のかたまり)がある程度の大きさ以上であれば手術が必要になります。