メッセージ

平成21年7月 心房細動

心房細動とは、脈が不規則になる不整脈で、一時的に起きる「発作性心房細動」と、慢性の「持続性心房細動」があります。
原因は、高血圧や心臓病・甲状腺機能亢進症の他、ストレス・過労や睡眠不足、アルコールの飲み過ぎなどが引き金になることもあります。また年齢とともに増え、70歳代の5%、80歳代の約10%にみられます。症状は、動悸や息切れ・めまいなどですが、自覚症状の無い場合もあります。
合併症で一番深刻なのが、脳梗塞です。心房細動は心臓の中に血栓(血のかたまり)ができやすく、これが脳の血管をつまらせるために起きます。
動悸などの症状がある方はもちろん、特に無い方も定期的に心電図検査を受けて、必要な治療を受けましょう。