平成20年11月
感染性胃腸炎
いわゆる「胃腸かぜ」といわれる感染性胃腸炎は、これから年末年始、更に春にかけて毎年流行します。原因は主にウイルスで、なかでもノロウイルスは有名です。
潜伏期間は平均1~2日で感染力が非常に強く、症状は嘔吐・下痢・発熱が主です。予防は、帰宅時や食事前・トイレを使用した後に、流水と石鹸でしっかり手を洗うことです。また調理前にも、十分に手指や調理器具を洗うように心がけてください。
もしご家族に症状が出て、嘔吐物や便を片付ける場合は、マスクやゴム手袋を使用して直接触れないようにし、汚れた衣類は単独で洗ってから塩素系漂白剤で消毒したあと、天日で十分に乾かしてください。部屋の換気もしっかり行いましょう。
平成20年10月
インフルエンザの予防接種
今年もインフルエンザの予防接種の時期となりました。
当院では、例年通り今月から接種を開始いたします。
特に、慢性疾患をお持ちの方や高齢者、また小さなお子さんや受験生のいるご家庭は、家族全員で接種しておきましょう。
接種してから免疫ができるのに、約2週間かかります。
また、風邪などひいていない体調の良い時に接種することも大切です。
インフルエンザが流行し始める12月までには、免疫をつけておきたいものです。
余裕をもって、11月中旬までには済ませましょう。
平成20年9月
今日のメニューのカロリーは?
そろそろ食欲の秋ですね。メタボの方もそうでない方も、毎日のお食事に少し気を配ってみませんか。
日常食べる食品を、炭水化物・たんぱく質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養素で6つに分類し、
カロリーを簡単に計算しながらバランスよく食べられるように書かれた本があります。
これはもともと糖尿病の治療のための本なのですが、糖尿病以外の方にも役に立ちます。
活用編には、献立例がいくつも載っています。一度書店でご覧になってみてください。
糖尿病食事療法のための食品交換表 (945円)
糖尿病食事療法のための食品交換表活用編(840円)
日本糖尿病学会編 出版社:文光堂
平成20年8月
特定健診の血液検査
特定健診で行う血液検査は、下記の通りです。
結果により、保健指導または受診勧奨となる場合があります。(各々の基準値は、「正常値」とは少し異なります。)
1. 脂質検査(動脈硬化の危険性 )
LDL(悪玉コレステロール)・HDL(善玉コレステ
ロール)・中性脂肪
2. 肝機能検査
GOT・GPT・γ-GTP
3. 糖尿病の検査
血糖・HbA1C
4. 貧血検査
ヘマトクリット・赤血球数
平成20年7月
特定健診
いよいよ「特定健診」がスタートしました。これは、メタボリックシンドロームの判定を基準として、生活習慣病を予防しようというものです。メタボリックシンドロームの判定は、腹囲と血圧・血糖・血中脂質で行います。
実際には、当日朝食をとらずに来院していただきます。そして、身体計測(身長・体重・腹囲)、問診、診察、尿検査、血液検査を受けていただきます。さらに必要な場合は、心電図検査を行います。
以上の結果により保健指導が必要と判断された方は、リスクの高さによって、動機付け支援または積極的支援といった「特定保健指導」を受けていただくことになります。
平成20年 6月
高血圧
血圧とは、心臓の収縮・拡張によって血管にかかる圧力で、高い状態が続くと、高血圧症となります。現在、日本人の4人に1人が高血圧ともいわれ、メタボリックシンドロームの1つでもあります。高血圧をそのままにしておくと動脈硬化が進み、脳卒中や心臓病、腎臓病などを引き起こします。
治療の基本は、まず食事と運動です。塩分摂取を控えたり、動物性脂肪・糖分などカロリーの高いものを減らして、適正体重を維持します。繊維やカリウムの多い野菜をしっかり摂り、ウォーキングなどの無理のない運動を継続してください。
また、ストレスを減らすこと、禁煙も重要です。
それでも血圧の高い方は、薬の内服が必要です。目標値は合併している病気や年齢によっても違うので、診察時ご相談ください。
平成20年 5月
痛風(高尿酸血症)
現在50万人以上の患者さんがいるといわれている痛風、発作を起こしたことがあるという話を身近で耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
痛風発作は、血中で尿酸が増え過ぎて結晶化し関節に炎症を起こすもので、激痛を伴います。一番多い場所は足の親指の付け根ですが、足首や膝に起きることもあります。
また尿酸は関節炎を起こすだけでなく、尿路結石を作ったり腎臓の機能低下をもひき起こします。
原因は、遺伝的要素と環境的な因子(肥満・食べ過ぎ飲みすぎ・運動不足・ストレスなど)が考えられます。
特に30歳代以上の男性は、定期的に血液検査を受けて尿酸値を確認しましょう。
血糖が少し高いだけでは自覚症状はありません。それでも治療が必要なのは、なぜでしょうか。
血糖が高い状態が続くと、まず全身の血管を痛めてしまいす。太い血管に障害が起きると動脈硬化症となり、狭心症や心筋梗塞・脳梗塞といった大きな病気を引き起こします。同様に細い血管にも障害が起き、その中でも特に恐ろしいのが目と腎臓におきる糖尿病性網膜症と糖尿病性腎症です。進行すると、失明したり人工透析が必要になります。
また血管のみならず、神経にも異常が現れます。手足がしびれたり感覚が鈍くなったりする糖尿病性神経障害です。
この網膜症・腎症・神経障害を、糖尿病三大合併症といいます。こういった病気を引き起こさないために、治療が必要なのです。
平成20年 3月
糖尿病1 HbA1cとは?
血液中のブドウ糖(血糖)は、体の重要なエネルギー源です。そして、これを有効に利用するのに必要なホルモンが、インスリンです。このインスリンの働きが悪くなると血糖が高いままになり、様々な害を及ぼす糖尿病になります。
糖尿病の治療をする際、ここ1〜2か月の血糖コントロールの指標として重要な検査が、HbA1cです。赤血球の中のヘモグロビンいう物質にブドウ糖がどの程度くっついているかによって、血糖の高さを推測するものです。目安は、
5.8以下・・・優
5.8〜6.4・・・良
6.5〜6.9・・・不十分
7.0〜7.9・・・不良
8.0以上・・・不可
平成20年 2月
花粉症
今年もゆううつな花粉症の季節がやってきました。眼や鼻の具合はいかがでしょうか。
環境省の発表によると、昨年と比較して今年の花粉飛散量は1.5〜3倍、飛散開始も5〜10日早い、とのことです。また、飛散開始後すみやかにピークを迎え、飛散期間も長くなるようです。
一度症状が出ると、翌年以降も毎年症状が出ることがほとんどです。症状が出る前からお薬を飲み始めると、症状が出ても軽くすみます。
スギやヒノキの花粉アレルギーの検査(血液検査)もできます。一度も受けたことのない方、ご心配な方は、ご相談下さい。
平成20年 1月
皮膚のかゆみ
冬になると、腰まわりやすねなどがかゆくなることがよくあります。空気が乾燥し、皮膚も乾燥するために起こります。年齢とともに皮膚の水分や皮脂を保つ機能が低下するため、高齢者の方により多くみられます。そして、かいてしまうと皮膚が炎症を起こすため、ますますかゆくなる、という悪循環におちいります。日常生活で注意するこ6とは、
1.入浴時、皮脂を落としすぎない
2.皮膚の保湿を心がける
3.かかないようにする
それでもかゆみがおさまらない場合は、診察時にご相談下さい。外用薬(軟膏)や、場合によっては内服薬をお出しします。
平成19年12月
早期発見できるがん
―前立腺がん・乳がん
食生活の欧米化や高齢化に伴い、がんが増えていますが、その中で早期に発見しやすいのが前立腺がんと乳がんです。<前立腺がん>
男性で特に50歳以上の方は、要注意です。症状が特になかったり、頻尿や排尿困難といった前立腺肥大症と同じような症状が現れたりします。PSA検査(血液検査)を年1回は受けましょう。
<乳がん>
女性の方は、20〜30歳代の若い方も乳がんの注意が必要です。日頃から自己検診をし、しこりがあったらすぐに受診してください。また異常がなくても、年1回は視触診・マンモグラフィー・超音波検査といった検診を受けましょう。
平成19年11月
インフルエンザの予防接種
今年もインフルエンザの季節となりました。例年、11月下旬から12月上旬には流行が始まります。ウイルスが鼻やのどから入り、頭痛や高熱、関節痛や筋肉痛などをひき起こします。小さいお子さんや高齢者の方、糖尿病や循環器・呼吸器などの慢性疾患をお持ちの方は特に重症化しやすく、注意が必要です。またご家族にそのような方がいらっしゃる場合は、家庭内に流行を持ち込まないように、皆さんで予防することも大切です。予防注射をしてから免疫ができるまで2週間ほどかかるので、できれば今月中旬までにお受け下さい。
また、体調管理やうがい・手洗い、マスクの着用、室内の加湿にも、気をつけましょう。
平成19年10月
脳の検査
今月は脳の検査のお話です。
日本も高齢化が急速に進んでおり、「脳の健康」の重要性が注目されるようになりました。脳出血や脳梗塞、クモ膜下出血など、あるいは脳腫瘍、と脳の病気はいろいろありますが、その予防や早期発見は十分可能になってきました。
糖尿病や高脂血症・高血圧症、また肥満や喫煙は動脈硬化を引き起こし、さらに脳卒中の原因となります。めまいや頭痛、耳鳴りや手足のしびれ、物忘れなど、気になる症状がありましたらぜひ診察時にご相談下さい。当院では、慈恵柏病院と連携しており、脳の検査(CT・MRI)の予約をとることができます。また結果は、当院でご説明させていただきます。
平成19年9月
心臓の検査
今月は、心臓の検査のお話です。
まず基本的な検査は、心電図と胸部レントゲン検査です。不整脈や心肥大をはじめ、様々な情報が得られます。これは
特に基礎疾患のない方でも、少なくとも年に1回はお受けのなることをおすすめします。
次に、更に詳しくしらべる検査としては、ホルター心電図と心エコー検査を当院で行っております。ホルター心電図は、小さな装置を胸部につけて帰宅していただき、24時間心電図を記録します。入浴以外は普段どおりに生活できます。また心エコー検査は、超音波で心臓の動き方や弁の働きなどをみる検査で、苦痛を伴わない非常に有効な検査です。
平成19年8月
胃・大腸の検査
今月は、消化管(胃や大腸)の検査のお話です。
まず、大腸の検査としては、便潜血検査(複数回)をおすすめします。大腸に異常があり少量でも出血していると、陽性になります。当院で検査できます。もし陽性なら、大腸内視鏡検査が必要です。
また胃・十二指腸の検査は、胃内視鏡検査(胃カメラ)をおすすめします。直接粘膜を見ることができるので、小さな病変もわかります。
内視鏡検査は、当院では慈恵医大柏病院にご紹介させていただいております。診察の予約をFAXでとることができ、必要な前検査をお受けになったあと、内視鏡専門医による本検査となります。
詳しくは、診察時にご相談下さい。
平成19年7月
腹部エコー検査
腹部エコー(超音波)検査をお受けになったことはありますか?
この検査は痛みを伴わず、消化管(胃や腸)以外の多くの内臓(肝臓・胆のう・すい臓・脾臓・腎臓など)を調べることができます。血液検査に加えて、画像検査として定期的にお受けになることをおすすめします。
この検査は、当院では慈恵医大柏病院にご紹介させていただいております。ご希望の日をFAXで予約することができ、検査当日にこちらでお渡しする予約票を持って、行っていただきます。結果は専門医が読影・検討の上、当院に送られてくるので、ご説明は当院でさせていただきます。
詳しくは、診察時にご相談下さい。
平成19年6月
C型肝炎
現在わが国には、C型肝炎ウイルス持続感染者は150万人以上いるといわれています。しかし未だ感染に気づいていない方が多いのが実情です。肝臓は「沈黙の臓器」といわれているように、悪くなっても症状が出ないことがよくあります。慢性肝炎や肝硬変になるまで気づかず、さらに肝癌へ進展してしまう、という場合もあります。
感染は血液を介しておきます。過去には輸血や予防接種で感染したケースもありました。現在では、消毒を適切に行っていない器具を用いたピアスや入れ墨などのケースもあります。
感染しているかどうかは、血液検査でわかります。今まで検査を受けたことのない方は、ぜひ一度お受けになることをおすすめします。
平成19年5月
骨粗鬆症
20歳頃にピークとなった骨量は、年齢とともに徐々に減少します。特に女性は、閉経後急激に女性ホルモンが低下するため骨量も急速に減少し、60歳以上の半数が骨粗鬆症ともいわれています。腰痛や、腰椎・大腿骨・肋骨などの骨折を防ぐためには、
1. カルシウムを多く摂取する(乳製品や大豆製品・小魚・小松菜など)
2.A インスタント食品はなるべく控える(カルシウムの吸収を妨げるため)
3.B 日光に当たりながらの適度な運動を続ける
4.C タバコや過度のアルコールを控える
骨量は、当院でも測定できます。定期的に測定し、予防や治療の指標とすることをおすすめします。
平成19年4月
健康診断を受けましょう!
新年度がスタートしました。皆さん、昨年度はいろいろな健康診断をお受けになりましたか?
職場健診等で、一通りの検査を定期的に受けている方は続けていただき、そういう機会の無い方は、ぜひ各市町村に登録するなどして、毎年受けるようにしましょう。特に普段の受診では受けることのない検査は、重要です。ご家族そろって申し込むのも良いと思います。
どの様な検査を受けたらよいか、またその検査ではどんな病気がわかるのか、など、ご不明な点があれば、どうぞご遠慮なく診察時にご相談下さい。また、検査をお受けになったら、その結果は必ずお知らせ下さい。その結果を治療に生かし、また必要があれば適切なアドバイスをさせていただきたいと思います。
平成19年 3月
「過活動膀胱」をご存知ですか?
最近、テレビや新聞で話題になっている、「過活動膀胱」をご存知ですか?
頻尿(トイレの回数が多い・トイレの間隔が短い)、尿意切迫感(突然強い尿意をもよおす)、切迫性尿失禁 (トイレに間に合わない)などが症状として現れます。
これは、膀胱の筋肉が角に収縮してしまうため起きます。40歳以上の8人に1人が潜在的患者ともいわれています。
治療は、膀胱の過度の収縮を抑える内服薬が主となります。また、尿意を収縮させる筋肉の力が弱くなっている場合も多いので、骨盤底筋体操(肛門を閉めるように力をいれることを繰り返す)も、有効です。
上記のような症状のある方は、どうぞご相談下さい。
平成19年 2月
動脈硬化の検査 <頚動脈エコー>
今話題のメタボリックシンドロームがひき起こす動脈硬化、これが進むと狭心症や心筋梗塞、脳卒中といった重大な病気になる可能性が高くなります。
早期に発見し、予防することが大切です。
その動脈硬化の程度を調べる検査が、頚動脈エコーです。頚部から脳に向かう動脈を、超音波を使って実際に目で見て評価します。
その結果、もしすでに動脈硬化が認められれば、より日常生活において注意が必要ですし、程度によってはお薬も必要になります。
とくに高血圧・糖尿病・高脂血症の方、肥満・喫煙者の方、ご家族に心臓病や脳卒中の方がいらっしゃる方は、一度検査をおすすめします。
平成19年 1月
かくれ糖尿病?
年末年始は、お変わりありませんでしたか?お餅やおせち料理を食べ過ぎませんでしたか?
今年もどうぞお元気に一年お過ごし下さい。 さて、最近話題になっているメタボリックシンドロームのひとつが糖尿病ですが、空腹時の採血だけでは、予備軍や早期の糖尿病はみつからない場合があります。気づかないまま過ごしていると、徐々に全身の血管や神経、臓器に障害が起きます。
特に、ご家族に糖尿病の方がいらしたり、太っている、運動していないなど、より疑わしい方は一度糖負荷試験をおすすめします。
当院でできますので、診察時にご相談下さい。糖尿病は様々な合併症をひき起こしますが、きちんとコントロールすればこわくない病気です。
平成18年 12月
インフルエンザの予防接種はお済みですか?
今年もインフルエンザの流行する季節となりました。
ウイルスが鼻やのどから入り、頭痛や高熱、関節痛や筋肉痛をひき起こします。
さらには、肺炎や脳症をひき起こして命にかかわることもあります。
特に小さいお子さんや高齢者の方、糖尿病や心臓病などの慢性疾患をお持ちの方は、注意が必要です。またご家族にそのような方がいらっしゃる場合は、家庭内に持ち込まないように、皆さんで予防することも大切です。
注射をしてから免疫ができるまで2週間ほどかかるので、なるべく早くお受け下さい。また、うがい・手洗いは、常に心がけましょう。人ごみに出るときは、マスクも有効です。室内の加湿にも、気をつけましょう。
平成18年 11月
あなたの適正な摂取カロリーは?
健康なからだを維持するには、その方に応じた適正なカロリーを摂取することが大切です。
簡単に1日の必要量を知ることができますので、計算してみましょう。
身長(m)×身長(m)×22×活動量
活動量 ・・・軽(事務など) 25 〜 30
中(立ち仕事が主) 30 〜 35
重(力仕事が主) 35 〜
例)170cm、中労働の方
1.7×1.7×22×30=1,900kcal
平成18年 10月
塩分を摂りすぎていませんか?
現在、日本人の平均一日塩分摂取量は12g以上といわれています。しかし目標は、健康な方でも10g以下、血圧の高い方などは7g以下です。塩分の摂りすぎは、心臓や腎臓に負担をかけ、様々な病気を引き起こします。
◇外食で(目安)
ラーメン 6.3g にぎりずし 5.9g
チャーハン 4.7g みそ汁 2.5g
カツ丼 6.9g すきやき定食 9.0g
たぬきそば 4.7g しょうが焼き定食 7.2g
野菜には、塩分(ナトリウム)の排出をすすめるカリウムが多く含まれているので、しっかり食べるようにしましょう。
平成18年 9月
毎日続けて歩きましょう!
生活習慣病(高血圧や糖尿病、高脂血症、心臓病など)の予防や治療で、大切なことの一つが運動です。
そして、運動の中で最も手軽なのは、ウォーキングです。
1日あたりに必要な消費すべきカロリーは300kcalで、この分を歩くとすると、1日1万歩になります。
時間にすると、約1時間半です。
通勤や買い物、犬の散歩など、またご家庭やお仲間を見つけて、毎日のスケジュールにウォーキングタイムを組み込んでしまう等、方法は色々あります。
また、どうしても時間が取れない場合は、朝晩20分ずつ休まずに速足歩きをしましょう。なお、水分補給もお忘れなく。
平成18年 8月
食中毒にご注意を!
この時期、腹痛・吐き気・下痢・発熱が起きたら、食中毒かもしれません。菌によっては神経の麻痺(しびれや呼吸困難など)や重篤な症状を起こすこともあります。細菌性の食中毒は夏期に多く発症するので、家庭での日々の予防が肝心です。そのポイントは、
1.菌を付けない
手指や調理器具・食器を清潔に保つ。
2.菌を増やさない
新鮮な材料を購入し冷蔵庫にすぐに入れて、早めに使い切る。また室温での解凍は避ける。
3.菌を殺す
十分に加熱する。
食中毒が疑われたらスポーツドリンクなどの水分をとって、早めに受診してください。
平成18年 7月
熱中症にご注意を!
これからの季節、気をつけなければならないのが熱中症です。
気温や湿度の非常に高い日はもちろんですが、梅雨の合間の晴れた日や梅雨直後、急に気温の上がった日もバランスを崩しやすく要注意です。
症状:四肢の痛みやけいれん、めまいや吐き気
頭がボーっとする、言動がおかしい、失神
対処:衣服をゆるめて、横になり安静にする
涼しい所に移動し、からだを冷やす
水分補給(できたらスポーツドリンク)
年齢とともに、暑さやのどの渇きを感じにくくなり、発汗機能も低下するので、より注意が必要です。
平成18年 6月
腹囲を図ってみましょう
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)をご存知ですか?
高血圧や糖尿病、高脂血症に内臓脂肪型肥満が加わると、動脈硬化が速く進み、脳梗塞や心筋梗塞といった命にかかわる病気を引き起こします。
内臓脂肪型肥満は、腹囲(一番細い所ではなく、おへその高さ)を測ることによって推定できます。ぜひ、月に一度測定することをおすすめします。
診断基準値 男性:85cm以上
女性:90cm以上
平成18年 5月
家庭血圧を測りましょう!
高血圧や糖尿病、高脂血症、肥満などが合併すると、動脈硬化が進みやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞などを非常に引き起こしやすくなります。
血圧は、家庭で簡単に測ることができ、また家庭血圧が、一番その方の真の血圧を表します。
血圧計は、上腕(ひじの上)で測るものが、誤差が少ないといわれています。また測定する時刻は、起床後すぐ、が最も重要です。
ぜひ、家庭血圧を測定し、その記録を次回の診察時にお持ち下さい。
正常血圧:130/85以下
平成18年 4月
体重をはかりましょう!
現在日本では、40歳以上の3人に1人が肥満ともいわれています。肥満になると、生活習慣病(高血圧や糖尿病、高脂血症など)の発症率や合併率が高くなり、さらに様々な病気を引き起こします。
体重は、家庭で簡単に測定でき、また、身長とあわせて計算するBMI(肥満度)は、肥満の目安に便利です。
身長は当院で測定できますので、受診時にお声を掛けてください。
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
適正なBMI:18.5以上、25未満
ブドウ糖負荷試験
「隠れ糖尿病」をご存知ですか?
最近テレビや新聞でも話題になっていますが、これは一般的な健診(空腹時採血)ではわからないため、見逃されがちです。
放置しておくと、動脈硬化が進み、心臓疾患など全身のいろいろな合併症を招くことになります。
可能性のある方は、早めに検査・診断しておくことをおすすめします。
当院で検査できますので、詳しくは、受付または診察時におたずね下さい。
ピロリ菌と胃癌
最近の研究で、ピロリ菌の持続感染と胃癌が密接に関係していることが、わかってきました。
また、昭和30年以前に生まれた方の約80%が、感染しているともいわれています。
ピロリ菌の持続感染 ・・・ピロリ抗体検査
↓
慢性萎縮性胃炎 ・・・ペプシノーゲン検査
↓
胃 癌
上記の検査は、血液検査でできます。(ピロリ抗体検査は、保険適用可、ペプシノーゲン検査は自費となります。)
また、検査結果が陽性の場合は、胃カメラ検査および除菌治療(薬の1週間内服が基本)が必要です。
詳しくは、診察の際におたずね下さい。
骨塩量
年齢とともに、骨密度は減少していきます。放置するとだんだん骨が脆くなり、腰椎の圧迫骨折などを引き起こします。
特に閉経後の女性は、顕著です。骨粗鬆症の予防には、カルシウムの摂取と適度の運動が大切です。
また、骨折を防ぐために、早目の治療も重要です。まず、目安となる骨塩量の測定をおすすめします。
当院では、手のレントゲンで測定できます。診察時にご相談ください。
動脈硬化の検査
動脈硬化は、脳梗塞や心筋梗塞など、重大な病気を引き起こす原因のひとつです。
その動脈硬化を早期に発見・診断するために有効な検査が、頚動脈エコーです。当院で検査できますので、診察の際、ご相談下さい。
肺炎球菌ワクチン
肺炎は、現在でも死亡原因の上位を占める、油断できない病気です。
そのなかで、肺炎球菌による肺炎を予防するワクチンがあります。
このワクチンは、一度接種すれば5年以上効果が続くので、一生に一度のみの接種となっています。
アメリカでは、65歳以上の約50%の方が、受けているといわれ、心臓や呼吸器、糖尿病等の慢性疾患をお持ちの高齢者の方には、特にお勧めいたします。
詳しくは、診察の際、お尋ね下さい。
その他
ED治療薬(バイアグラ・レビトラ・シアリス)の処方を行なっております。
発毛治療薬(プロペシア)の処方も行っております。
お気軽にご相談ください。